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オフィシャルブログ

チラシ作りました👷

こんにちは!!

久しぶりの投稿です(笑)

弊社のお客様は企業様が多いのですが

ご家庭様のお客様を増やしていきたいという

思いがあり、今回なんと、、、、、、

 

ご家庭様向けのチラシを作りました。

 

みんな、電気って危ないの知っとるね??

 

危ないんです!ほんとに危ないんです!!

(日本の建物火災の原因の上位なんですよ💦)

 

なので弊社はご家庭向けに電気ドクターとして

電気の目視点検や漏電調査や電気使用指導・電気代の見直しなど

を行う商品を作りました

 

価格は 年/10000円です

 

電気のプロとして電気火災を未然に防ぎたいという思いで

この商品を作りました。

 

ご家庭様はもちろん企業様にもたくさん会員になって頂けたら

とても嬉しく思います。

 

弊社のスタッフが真摯に考えてアドバイス致しますので

ぜひ宜しくお願い致します。

 

詳しくはMaister株式会社までお問合せ下さい。

 

電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~規模~

ということで、電気工事の「規模」に注目し、それぞれの特徴と留意点を詳しく解説します。

 

電気工事は、規模によってその内容・必要な技術・施工管理の方法が大きく異なります。住宅一戸の配線工事と、病院や工場の電源設備工事とでは、計画段階から現場対応までがまるで別物です。


工事規模の分類

小規模工事(住宅・小規模店舗等)

  • 内容例:配線、照明器具設置、分電盤交換、コンセント増設

  • 工期:1日〜数日

  • 必要な資格:第二種電気工事士で対応可能な範囲が多い

  • 特徴

    • 居住者との調整が必要(在宅作業)

    • スピードと丁寧さの両立が求められる

    • 設計変更が現場判断で即時発生することが多い


中規模工事(事務所ビル・中規模施設)

  • 内容例:ビル全体の幹線工事、照明・弱電・空調制御システム

  • 工期:数週間〜数ヶ月

  • 必要な資格:第一種電気工事士、主任技術者の配置が必要になることも

  • 特徴

    • 複数業者との工程調整が必須

    • 複雑な系統構成(UPS、非常用電源など)

    • スケジュール・品質・安全の「三位一体管理」が求められる


大規模工事(病院・工場・公共施設・高層ビル)

  • 内容例:高圧受電設備、発電設備、監視・制御・BEMS、広域照明

  • 工期:半年〜数年

  • 必要な体制

    • 電気主任技術者の配置

    • 一級電気工事施工管理技士の常駐

  • 特徴

    • 設計〜施工まで段階的に厳格な管理が必要

    • 安全性・冗長性・メンテナンス性の高度な設計

    • 国や地方自治体の法規制・審査対応がある


規模によって変わる「施工管理の視点」

規模 スケジュール管理 安全管理 品質管理
小規模 作業者判断中心 最小限対応 主に施工者の技術に依存
中規模 工程表に基づく KY活動・ミーティング 図面通り施工、試験
大規模 精緻な工程調整 リスクアセスメント必須 第三者検査・試験対応

コストと規模の関係

  • 小規模:数万円〜数十万円(個別案件)

  • 中規模:数百万〜数千万円(設備入替・新築)

  • 大規模:億単位(受変電・発電設備・BMS導入)

工事規模が拡大するほど、コストの変動要因も増加(天候・資材高騰・設計変更など)します。


電気工事は「規模」によって、技術力だけでなく管理能力・計画性が問われる業種です。規模の違いを正しく把握することで、適切な工程管理・人材配置・コスト算出が可能になります。工事の成功は、規模に応じた「現実的な計画」と「柔軟な対応力」にかかっています。

 

 

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分電盤取替工事

こんにちは!

久しぶりの投稿です!

最近はオール電化や電気自動車が普及して

「電気容量が足りないのでどうにかしてほしい」

というご問い合わせが増えてきています。

 

先日施工しました分電盤取替工事の様子を紹介致します。

約30年くらい前の家庭用の分電盤です。

エアコンや調理器具用のコンセントを増設しているので

ブレーカーを外部に増やしていて危険でした。

停電して作業しまして

取替えました!

最近の分電盤はコンパクトで見た目も綺麗です。

すっきりまとまり綺麗になって

オーナー様にも喜んで頂けました。

配線も綺麗になるように施工しました。

 

電気容量が心配とか漏電が気になるとか

ご心配がありましたら

長崎市のMaister株式会社までお問合せ下さい。

最善&最短&低価格で計画して工事致します!!

電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~工事計画~

ということで、電気工事におけるスケジュール計画の考え方、実践方法、注意点を深く掘り下げます

 

電気工事は建築・設備工事の中でも工程全体に大きな影響を与える重要な分野です。特にスケジュール計画が甘いと、他業種の工事に支障をきたし、結果として工期の遅延やコスト増大に繋がりかねません。


スケジュール計画の基本ステップ

① 工事全体の把握

  • 建築・設備全体工程の理解

  • 設計図面・仕様書の読み込み

まずは建築・内装・空調・水道といった関連工事の工程と干渉箇所を理解し、全体像を把握します。

② 工事区分の細分化(WBS)

  • 電力系統工事

  • 弱電・通信工事

  • 自火報やインターホン等の設備工事

上記を工区やフロア単位で分割して計画します。

③ 必要日数と順序の整理

  • どの工事がどこでどれくらい時間がかかるか

  • 他業種との「干渉回避」ができているかを確認

④ 工程表の作成

  • ガントチャート(横線工程表)

  • クリティカルパスの設定

遅れが出ると全体に響く工程(クリティカルパス)を明示して管理します。


実践的なスケジュール管理のポイント

1. 事前調整の徹底

着工前に元請・建築・空調など他工種との工程調整会議を実施。

2. 材料・人員の手配を工程と同期

機器納入日や作業員の確保が遅れると、工程遅延の原因になります。資材納期や応援のスケジュールも連動させましょう。

3. 天候・突発トラブルへのバッファ設計

特に屋外配線や仮設電源工事など、天候に左右される工程には「余裕日」を設けるのが鉄則です。

4. 現場巡回と日次進捗確認

週単位ではなく日単位での進捗確認を行い、ズレがあれば即修正します。


工事別スケジュール例(RC造5階建ての場合)

工区 工程内容 所要日数 備考
1F配管工事 電線管布設、スリーブ 3日 他業種と干渉多し
1F配線工事 電線引込、接続 4日 内装前に完了要
機器設置 分電盤・照明器具等 2日 納期遅延リスクに注意
試験調整 絶縁・動作確認 2日 立会検査を想定

よくあるトラブルとその対処法

  • 内装工事との工程かぶり
     →他業者と「作業エリア・時間帯分割」で回避

  • 材料納期遅延
     →バックアップ資材の準備、納期の再確認を徹底

  • 配線スペース不足
     →設計変更が必要なケースもあるため早期発見が重要


電気工事のスケジュール計画は、工期全体の成否を左右する極めて重要な要素です。綿密な工程管理と他業種との連携、予測と柔軟な調整力が、工事の円滑な進行を支える鍵となります。

 

 

 

 

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電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

~高電力~

ということで、ここでは、電力必要なるエリアその理由しく解説ます。

 

電気工事現場では、エリアごと必要れる電力なります。特に「電力」求められるエリアでは、安全性・効率性・機能確保するため十分計画設計必要です。


1. 工場・製造現場

なぜ電力必要か?

  • 大型機械産業設備モーター、溶接機、コンベアなど)稼働

  • 24時間稼働するライン多く、安定した容量供給求められる

  • 三相200V〜400V以上電源必要する装置多数

対応する工事

  • 高圧受電設備設置

  • 三相電源分配設計

  • 動力盤・変圧設計強化


2. 商業施設・オフィスビル

なぜ電力必要か?

  • 空調設備業務エアコン、排気ファン)

  • 照明・エレベーター・エスカレーターなど用途機器

  • テナントごと使用電力大きくなる傾向

対応する工事

  • 電力容量余裕幹線設計

  • フロアごと盤・負荷分散

  • デマンド監視・省エネ制御導入


3. 医療施設(病院・クリニック)

なぜ電力必要か?

  • 医療機器(MRI、CTスキャナ、手術室機器)電力必要する

  • 停電電源装置(UPS)非常電源常備必須

  • 照明、空調、給排水システム多く電気設備同時稼働

対応する工事

  • 医療絶縁変圧設置

  • 二重化配電システム

  • 自家発電連動設計


4. データセンター・通信施設

なぜ電力必要か?

  • 大量サーバー・ネットワーク機器常時稼働

  • 空調負荷(サーバー冷却)非常高い

  • 停電業務直結するため、停止電源供給前提

対応する工事

  • 効率受電・変電設備

  • 停電電源装置(UPS)非常発電多重

  • 冷却設備ため独立系統電源


5. 大型集合住宅(高層マンションなど)

なぜ電力必要か?

  • 住戸エアコン、IH調理器、エコキュートなど電気設備集中

  • エレベーター共用照明・空調電力必要

  • 将来EV充電設備設置見据える必要あり

対応する工事

  • 容量幹線設計住戸負荷分散

  • 機能

  • 省エネ設備エネルギーマネジメント導入


電力必要エリアでは、単に容量増やすだけなく、負荷特性、安全性、将来拡張総合設計施工求めます。
設備選定配線設計段階から、専門知識経験不可欠です。

 

 

 

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電気容量変更とパワコン取替工事

こんにちは!

長崎のMaister株式会社です。

最近 電気容量変更工事の依頼がありました!

今回は太陽光発電には欠かせないパワコンの取替も施工しました。

寿命で絶縁が悪くなってました(危険です!!)

接続しているケーブルを外して

新しいパワコンに取替しました。

結線して試運転しました。

電気容量も40Aから50Aに容量変更しました。

(これで電気を使っても頻繁にブレーカーが落ちなくなります。)

最近はご家庭で使用する電気機器が増えて電気容量が足りないと

いう問い合わせが増えております。

 

弊社はお客様に最善のご提案を致します。

 

電気容量変更工事や太陽光発電の工事は

長崎のMaister株式会社までお問合せ下さい👷

 

 

 

 

 

電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

~源~

ということで、ここでは、電気工事現場使用れる主要電力それぞれ特徴しく解説ます♪

 

電気工事は、たち生活支える重要インフラ一部あり、その中心は「電力源」あります。


1. 商用電源(商用交流:AC)

特徴

  • 供給電力会社(東京電力、関西電力など)

  • 電圧一般家庭100V/200V、工場ビル三相200V/400V

  • 周波数東日本50Hz、西日本60Hz

長所

  • 安定供給可能

  • 設備投資なく済む

  • 規制っている

短所

  • 停電リスクある

  • 災害時には供給途絶える


2. 発電機(エンジン発電機)

特徴

  • 使用燃料ガソリン、軽油、LPガスなど

  • 出力小型(1kVA〜)、大型(数百kVA以上)

長所

  • 災害停電時に活躍

  • 持ち運び可能タイプあり現場作業いる

短所

  • 騒音・排気ガス出る

  • 燃料補給手間かかる


3. 太陽光発電(ソーラーパネル)

特徴

  • 再生可能エネルギー

  • 日射により出力変動

長所

  • 環境やさしい

  • ランニングコスト低い

  • 停電バックアップ電源として有効

短所

  • 初期投資高額

  • 天候左右れる


4. 蓄電池(バッテリー)

特徴

  • 電気ためおき、必要とき供給する

  • 単体でも利用れるが、太陽光連携多い

長所

  • 停電対策有効

  • デマンドピークカット使える

  • しないため静か場所いる

短所

  • 容量限りある

  • 劣化により交換必要


5. 非常電源(UPSなど)

特徴

  • コンピュータ医療機器など瞬時電力供給目的する

長所

  • 電圧変動強い

  • 停電時に自動電源切替

短所

  • 長時間電力供給不向き

  • 設備費用高いことある


電気工事では、用途現場環境最適電力選ぶこと不可欠です。
特に災害対応省エネ対策観点から、複数電力併用するケース増えています。

 

 

 

 

 

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受変電設備の電気工事👷

こんにちは!

長崎市のMaister株式会社です。

社長投稿です!!

先日弊社が施工しました受変電設備の電気工事の

様子をご紹介致します。

テナントビルの改修工事を施工しているのですが

各部屋の電気の容量が足りてませんので

電気容量を上げる為の工事を施工しました。

写真に写っている単相三線の変圧器の取替と

ブレーカーの増設を行いました。

ブレーカーを取付けて

変圧器の交換を行いました。

交換することで143A(アンペア)の容量が

357A(アンペア)まで使用できるようになりました。

電気室が屋上の為クレーンにて施工しました。

設置完了して電気試験を行い何の問題なく完了しました。

電気室(キュービクル)の改修や新設工事は

長崎市のMaister株式会社にお任せ下さい!

 

しっかり現地を調査してから設計して

現場施工致します👷

第12回電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

~日本の電力使用量~

ということで、ここでは、「日本の電力使用量」について、少し専門的に、でも日常と結びつけながら深掘りしていきたいと思います♪

「電気が足りない」「節電してください」――そんな言葉を耳にすることも多くなった近年。けれど、その背景にある日本全体の電力事情は、意外と知られていないのではないでしょうか?


◆ 日本の電力使用量:全体像

経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、2022年度における日本の総電力消費量は約9,400億kWh(キロワット時)。これは世界で第5位の電力消費大国にあたります(1位:中国、2位:アメリカ、3位:インド、4位:ロシア)。

▶ 主な用途別内訳(2022年度)

分野 使用割合 主な用途
産業部門 約42% 製造業(鉄鋼、化学、機械、自動車など)
業務部門 約28% オフィスビル、商業施設、学校、病院など
家庭部門 約27% エアコン、照明、冷蔵庫、テレビ、調理機器
運輸部門 約3% 鉄道、電気自動車など

意外に思われるかもしれませんが、家庭が全体の4分の1以上を占めているというのは、日本の住宅環境(電化が進んだ生活)を象徴しています。


◆ 季節による消費の変化

日本では、季節によって電力消費のピークが大きく異なります。特に夏と冬に集中するのが特徴です。

  • 🌞 夏のピーク(7〜8月):冷房の使用による消費増加

  • ❄️ 冬のピーク(12〜2月):暖房や電気ストーブなどの電力需要増

2022年の統計では、夏のピーク電力は約1億5,000万kWにも達し、地域によっては電力逼迫警報が発令されました。


◆ 東日本大震災後の変化と節電の定着

2011年の東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故をきっかけに、日本の電力供給構造と需要の意識は大きく変わりました。

  • 原子力発電の停止により、一時的に電力供給量が減少

  • 節電の呼びかけが広がり、家庭・企業ともに電力使用量が一時的に減少

  • 太陽光や風力などの再生可能エネルギー導入が急速に拡大

その結果、ピーク時電力の抑制(デマンドレスポンス)や、家庭の電力使用の見える化(スマートメーター導入)など、持続可能な電力利用の意識が社会に根づきつつあります。


◆ 地域差と電力会社の役割

日本は、東京電力、関西電力、中部電力などの地域電力会社を中心とした10地域別の電力供給エリアに分かれており、電力使用量も地域によって特徴があります。

  • 都市部(東京・大阪など):家庭・業務の電力需要が大

  • 工業地帯(中部・関西・中国地方):産業部門の需要が中心

  • 北海道・東北:冬季の暖房による電力消費が高い傾向

さらに、再生可能エネルギー導入率にも差があり、九州・東北地方では太陽光・風力の比率が高まっています。


◆ 今後の課題と展望

◉ 1. 再生可能エネルギーとのバランス

太陽光や風力は、天候に左右される「変動電源」です。これらを安定的に供給するためには、蓄電池・スマートグリッド・需給調整技術が不可欠です。

電力会社とIT企業が連携し、AIによる需要予測や需給自動調整の開発も進んでいます。

◉ 2. 電力インフラの老朽化

送電線や変電所の老朽化による送電ロス(約5%)や、災害時の停電リスクへの対策も喫緊の課題です。

  • 地中化(電線を地中に埋める)

  • 地域分散型発電(マイクログリッドの導入)

といった、レジリエンスの高いインフラ整備が求められています。

◉ 3. 一人ひとりの意識変化

家庭の電力使用量は、日々の行動によって大きく変わります。

  • 待機電力のカット

  • LED照明への切り替え

  • エアコンの適正使用

  • グリーン電力プランへの契約変更

こうした小さな選択が、電力需要全体を変える力になるのです。


◆ おわりに──電気は「社会の鏡」

日本の電力使用量の変化を見ると、それは単なる数字ではなく、社会の価値観や技術の進歩、そして私たちの暮らしの在り方そのものを映し出していることが分かります。

⚡「どんなエネルギーを、どれだけ使い、どう未来につなげるか?」

この問いに向き合うことは、気候変動対策の一歩であり、より良い暮らしを築く第一歩でもあります。

 

 

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第11回電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
Maister株式会社、更新担当の中西です。

 

~自然エネルギーの重要性~

ということで、ここでは、「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」と、それを社会に実装するうえで不可欠な電気工事業について、少し深くお話ししていきます♪

脱炭素社会の実現が世界の大きなテーマとなっている今、日本でも太陽光や風力、水力といった自然エネルギーの導入が急速に進んでいます。その最前線で汗を流し、技術を注ぎ込んでいるのが、私たちの身近にいる「電気工事士」たちなのです。


◆ なぜ自然エネルギーが今、必要なのか?

日本は、エネルギーの約80%以上を海外からの輸入に頼る「エネルギー輸入大国」です。石油や天然ガスの価格変動、地政学リスクなど、安定供給の面で大きな課題があります。

さらに、温室効果ガス排出削減のため、政府は「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げ、再生可能エネルギーの比率を大幅に引き上げる方針を打ち出しています。

その中で自然エネルギーは、地球にも社会にもやさしい「未来の主力電源」として注目されています。


◆ 電気工事業が果たす、3つの重要な役割

① 設備導入の担い手

太陽光発電システム、風力タービン、蓄電池の設置など、自然エネルギーの導入には高度な電気技術と安全管理が必要です。これを担っているのが、全国の電気工事業者です。

  • ソーラーパネルの屋根・野立て設置

  • 風力発電の電気系統工事

  • 再エネを家庭や企業に供給するための配電・系統接続工事

現場で実際に手を動かす彼らがいなければ、再生可能エネルギーは「絵に描いた餅」に過ぎません。

② エネルギーの地産地消を支える

地域で発電し、地域で使う「エネルギーの地産地消」という考え方が広がっています。これを実現するには、その土地の特性を理解した電気工事業者の存在が不可欠です。

  • 農村部での小規模太陽光発電

  • 山間部での小水力発電

  • 離島での風力発電と蓄電池の組み合わせ

全国各地の地域密着型電気工事業者が、エネルギーの分散化と自立性を支えているのです。

③ 安全・安定供給の守り手

自然エネルギーは不安定な特性を持っています(例:太陽光は天候に左右される)。それゆえ、電力の安定供給を保つ制御技術や蓄電システムの導入が重要です。

電気工事業者はこうした設備の保守点検、トラブル対応、更新作業も担っており、再生可能エネルギーの「安定化インフラ」として機能しています。


◆ 電気工事業の課題と期待

◉ 人材不足と高齢化

電気工事業は、他の建設業と同じく高齢化と若手不足が深刻です。2024年現在、電気工事士の平均年齢は50歳を超え、若手育成が急務となっています。

一方で、再エネ関連の工事は新しい技術や知識が求められるため、若手にとっては魅力的なフィールドともいえます。

🔧「再エネ×電気工事」は、次世代のキャリアにも大きな可能性を秘めています。

◉ 資格制度とスキルアップ

太陽光発電施工士、蓄電池設備工事士、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に対応できる知識など、より専門的な資格・研修制度の拡充が進められています。

これらのスキルを持つ電気工事士は、今後ますます求められるでしょう。


◆ これからの電気工事業──“脱炭素社会の職人”として

私たちが使うスマートフォン、冷蔵庫、エアコン……すべての電気が、どこかの誰かの「工事」と「手仕事」によって支えられています。

そしてこれからは、電気工事士が「未来をつくる職人」として、地球環境とエネルギー問題の解決に直接関わる時代になります。

  • 再エネ導入の最前線

  • スマートグリッドや分散電源の技術

  • 地域の防災・レジリエンス強化

電気工事業が担う役割は、今後さらに広がっていくでしょう。


◆ おわりに──エネルギーの未来は、現場から生まれる

自然エネルギーの普及は、「発電すること」だけがゴールではありません。それを安全に、効率よく、地域に届ける仕組みが必要なのです。

そして、その中心にいるのが、電気工事士という“現場のプロ”たちです。

🌱 地球の未来を照らすのは、彼らの技術と情熱かもしれません。

 

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